布団の内部には、数千~数万匹のダニが潜んでいることをご存知でしょうか?
ダニは温度や湿度の高い環境を好み、皮膚から出るフケやアカが大好物です。
そのため湿気がこもりやすく、フケやアカの多い布団はダニにとって理想的な住み処です。
この記事では「布団のダニ対策」について解説していきます。しっかりと対策をとり、気持ちのいい眠りを手に入れましょう!
なぜ布団のダニ対策は重要?
布団の内部に潜むダニは、
アレルギーの原因
となる可能性があります。ダニの死骸やフンがアレルギー物質となり、体内に入ることでアレルギー症状を引き起こします。
アレルギー症状は「皮膚・目・鼻・呼吸器」に出現します。それぞれの症状はこちら▼
私も子どものころ「アレルギー性鼻炎」でしたので、年中くしゃみが出て辛かった思い出があります。
アレルギー症状は大人よりも子どものほうが、出現しやすいといわれています。子どもは部屋の中で活発に動き回るため、潜んでいたダニが舞い上がり、大きく開いた口や鼻から入ってきます。そのため、アレルギー疾患を発症しやすく、症状も重くなりやすいのです。
布団のダニ対策を行い「アレルギー症状の軽減や予防」につなげていきましょう。
今日からできる!布団のダニ対策3選
ここからは「今日からできるダニ対策方法」をお伝えしていきます。
- 布団を干す
- 布団乾燥機をつかう
- 掃除機をかける
それでは1からみていきましょう。
1.布団を干す
天気のいい日は布団を干しましょう!
ダニは「湿度の高い環境」が大好きです。
布団を干すことで布団内部に溜まった湿気が取り除かれて、ダニの繁殖を抑えることができます。
布団を干すときの注意点として▼
- カバーやシーツはつけたままにする
紫外線が直接あたると、布団の生地が劣化・日焼けすることがあります。 - 布団を叩かない
ダニの死骸が粉々になり、空気中に飛び散りやすくなります。
就寝しているときに口や鼻から吸い込んでしまい、アレルギーのリスクが高まります。
2.布団乾燥機をつかう
外に干せないときは布団乾燥機
雨で天気が悪いときや、布団を外に干すことへ抵抗がある方には布団乾燥機がおすすめです。
ダニは「50℃以上の高温で、30分以上加熱すると死滅する」といわれています。
布団乾燥機は布団を60~70℃まで温められるので、熱に弱いダニを死滅させる効果が期待できます。季節を問わず、年中使用できるのも大きなポイントです。
3.掃除機をかける
布団を干した・乾燥機を使った後は、必ず掃除機をかけましょう!
布団を干した後、布団乾燥機にかけた後の布団には、まだダニの死骸が残っています。
ダニの死骸を残したままだと、死骸がエサとなり新たなダニが発生してしまうので、必ず掃除機をかけましょう。
掃除機のかけ方はこちら▼
- 布団専用ヘッドに取りかえる
専用ヘッドがない場合は、掃除機のヘッドにストッキングをかぶせることで、布団がくっつかずスムーズに掃除機をかけられます。 - タテ・ヨコ・ナナメにゆっくり
素早く往復させても効果はいまひとつ。ゆっくりと時間をかけることで最大の効果を発揮します。 - オモテ・ウラの両面を忘れずに
布団のダニ対策の頻度は?
布団のダニ対策は「週に1回」行うことが理想的です。
ダニの寿命は2~3ヶ月
1匹のメスが生涯で生む卵の数はおよそ100個!
どういう状況になるかというと、
例えば布団に10匹のダニが生息していた場合、なにもせずに放っておくと3か月後には1万匹に増えてしまう計算となります。
繁殖力が強いため、お手入れをしないとあっという間にダニだらけの布団になってしまいます。そのため定期的にダニ対策を行う必要があるのです!
一度ダニをリセットするならクリーニング!
布団を丸洗いすることでダニを完全除去!
ずっとお手入れをしていない布団には、大量のダニが潜んでいる可能性があります。布団のダニを一度リセットさせるために、クリーニングで「丸洗い」を行うこともおすすめです。
たっぷりの水で丸洗いしてくれるので、布団の奥深くの汚れ・ダニもきれいに洗い流してくれます。
クリーニングに持っていくのが大変という方には宅配クリーニングが便利ですよ▼
まとめ
布団のダニ対策は、アレルギー症状の軽減や予防のため重要です。
今日からできる対策を行い、快適な睡眠環境を整えていきましょう。まずは、定期的に布団を干すところから始めてみてはいかがでしょうか。