浴衣を着て、夏祭りや花火大会に出かけるのは心が躍る楽しい時間です。
しかし夏のイベントが終わって気になることは「浴衣を着た後のお手入れ方法」
この記事では、浴衣をクリーニングに出したほうがいいのか、料金はどのくらいかかるのかなどを紹介していきます。
浴衣のクリーニング実際はどうなの?
「浴衣のクリーニング」こんなところが気になりませんか?
浴衣のクリーニングは実際のところ・・・
それでは1から順に解説していきます。
1.クリーニングに出さないといけない?
答えは「NO」
必ずしもクリーニングに出す必要はありません。浴衣は家庭用の洗濯機で洗えるものも多くあります。
その一方で浴衣には「色落ちしやすい」という特徴があるので、洗濯表示・色落ちしないかを確認してから洗うようにしましょう。
2.自宅で洗うのと変わらない?
「シミ抜き」の技術が高い
浴衣にシミが付きやすい部分はこちら▼
シミの種類によって、シミ抜き方法や使用する道具が異なります。
自宅でシミ抜きを行う方法として、
マヨネーズや口紅などの油溶性のシミにはベンジンという溶剤を使う
と紹介しているサイトがあります。
ベンジンはドラッグストアでも販売されていますが、引火しやすい性質のため使用する際には注意が必要です。
シミだけが落ちればいいですが、浴衣の色が落ちたり、変色を招くこともあります。失敗したら取り返しがつかないので、無理に落とそうとせずクリーニングに出すことを個人的におすすめします。
クリーニングでは頑固なシミや、目に見えにくい汗も、状態を見極めながら最適な方法で落としてくれますよ。
3.料金はどのくらいかかる?
料金は1,500~4,000円ほど
浴衣のクリーニングの料金は、店舗によって大きく変わります。
なぜ、ここまで料金に差が出るのかというと「洗い方」による違いが大きいためです。
チェーンクリーニングは、複数枚の着物を「機械」で洗っています。一方着物専門のクリーニングでは1枚1枚「手洗い」で洗っています。手洗いだと時間も手間もかかるため、おのずと料金も高くなります。
4.いつ出したらいい?
長期に保管する前
浴衣を着用する時期といえば「夏」
たくさん汗をかくので着用のたびにクリーニングまたは洗濯をすることが望ましいですが、
その分洗う手間もお金もかかるので「長期に保管する前」には必ず行うようにしましょう。
クリーニングまでは、着用後に直接日光の当たらない風通しの良い場所に半日~1日ほど干すことで、湿気や臭いの発生を防ぐことができますよ。
浴衣のクリーニング10社の比較
クリーニングを「チェーン」と「宅配」に分けて比較しました。
気になるところがあれば、ぜひ公式サイトを覗いてみてください。
チェーンクリーニング
チェーンクリーニングは実店舗があるので、直接相談できるところが魅力です。
シミ抜きは別途料金がかかり、数や大きさによって料金が変動するのでご注意を!
宅配クリーニング
宅配クリーニングは自宅にいながら預ける・受け取ることができます。
会社名 | リナビス | せんたく便 | リネット | きものトトノエ | アライバ |
ロゴ | |||||
料金(税込) | 1,175円~ 1,962円 | 1,919円 | 2,970円 | 3,960円 | 5,500円 |
送料 | 無料 北海道・沖縄・ 離島は別途料金 | 無料 北海道・沖縄・ 離島は別途料金 | 3,000円以上で 無料 | 利用者負担 | 利用者負担 |
お届けまでの日数 | 最短8営業日 | 最短5営業日 | 最短5営業日 | 60日 | 1カ月 |
浴衣のクリーニングおすすめ2選!
10社の中からおすすめの2社をご紹介します。
リナビス
1社目は宅配クリーニング実績1億枚以上の「リナビス」です。
料金を抑えてクリーニングできる
浴衣は衣類コースに分類され、20点まで詰められるコースなら最安値の1,175円です。
「20点もクリーニングするものがない」という方には、5・10点と少ない枚数のコースも用意されているので衣類の枚数に合わせて選ぶことができます。
さらにリナビスは、クリーニングでは珍しい「お客様ごと」の個別洗いを行っています。
個別洗いのため、他人の衣類の臭い・汚れがつく心配がありません。料金が安いだけでなく、高品質なところも推せるポイントです。
きものトトノエ
2社目は着物専門クリーニングの「きものトトノエ」です。
クリーニングの工程がすべて手作業
熟練の職人が、浴衣のすみずみまで入念に検品するところからスタートします。
シミの種類や程度、生地の状態を判断し、浴衣に合わせた「洗い・シミ抜き」を手作業で丁寧に行ってくれます。
料金は3,960円とやや高めで、お届けまでの日数も長め。
ですが全国の呉服屋からも依頼される高い技術力を持つクリーニングのため、他店で断られてしまったシミやカビがついた浴衣にも、クリーニングの救いの手を差し伸べてくれます。今回利用しなくても、いざというときのため覚えておいて損はないですよ。
まとめ
浴衣は家庭の洗濯機で洗えるものもあります。
しかし浴衣は色落ちしやすい特徴があり、シミの種類ごとに落とし方が異なるため、心配なときはクリーニングが安心です。
おすすめのクリーニングはこの2社▼
着用するたびにクリーニングに出す必要はありませんが、長期に保管する前にクリーニングすることで、これからも長く浴衣を楽しむことができます。